概要
私たちが住み込みで働いている川上村は、長野県の東南端にあり、長野県の中で唯一、群馬県、埼玉県、山梨県の3県に隣接しています。
見渡せばぐるりと山に囲まれ、至る所で千曲川の涼しげな音が響いている、そんなのどかな村です。
そして村の特徴といえば、なんといっても高原野菜!中でも夏でも涼しい気候を活かして作るレタスの生産量は日本一で、7月〜10月の最盛期になると村じゅうあたり一面がレタスの鮮やかな緑に染まります。
なんでも村には休耕地が無い、つまり村にある畑はほぼ全てがフル稼働だそうで、人口約5000人のうち3000人近く(※平成17年時点)が農業などの第一産業に従事しているというから驚きです!
川上村への行き方
川上村、実はロッククライミングの聖地でもあり、夏場にはたくさんのクライマーが集います。
そんな川上村への主なアクセス方法は車もしくは電車があります。
川上村の玄関口となっているJR小海線「信濃川上駅」へは、中央線小淵沢駅から乗り換えか、長野新幹線を使って佐久平駅からの乗り換えでアクセスできます。
車・電車を使った各方面からの川上村へのアクセスは川上村の公式ホームページにも掲載されていますので、詳しく知りたい方はぜひ見てみてください。
風評被害
長野県川上村とインターネットで検索してみると、ちょっと気になるニュース記事が目に入ります。
それは、
外国人技能実習生の受け入れを行なっていた「村農林業進行事業協同組合」が、日本弁護士連合会(日弁連)から「外国人実習生への人権侵害があった」として改善の勧告を受けた
というものです。そのニュースによると、レタス農家で働く中国人実習生の名で日弁連に人権侵害を訴えるこんな内容の投書があったのだそう。
・毎日のように未明から夕方まで休みなしで働かされた
・残業代の過少計算があった
・劣悪な住環境に住まわされた
・「深夜に外出したら罰金」などの様々な罰金制度があった
この投書をもとに日弁連が調査を行ない判断した結果、勧告に至ったようです。
そしてこのニュースを発端として、ネット上ではまとめサイトや大型掲示板などを中心に、川上村のレタス農業に関するネガティブな情報が広がりました。
確かに川上村の高原野菜栽培は、たくさんの外国人研修生や日本人アルバイトに支えられて成り立っています。そして聞くところによれば、問題のある農家がいたということは事実あったようです。
ですが、問題のある農家というのはほんの一部で、勧告を受けた「村農林業進行事業協同組合」はすでに解散していますし、ニュースを発端として広がったネガティブな情報も、20年ほど前の古いエピソードをソースにしていたりと現在の実情を伝えてはいないように思います。
そして何より、実際に働いてる私たちはネガティブなイメージは持ちません。
私たちがこのブログをはじめたのも、ネット上のネガティブなイメージとは違ってむしろポジティブな実感を得たということを、伝えていきたいなと思ったことが動機になっています。
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